10年後、自分の仕事や家族の仕事、身近なあの仕事など・・・どうなっているか考えたことはありますか。
特にこれといって意識したことない、というかもしれません。
私も、そうです。
現在アラフォーの私がアラサーだった頃は、スマホは一般的ではありませんでした。
もっと前の高校生の頃なんて、携帯が特別なものでした。
現在では当たり前になったインターネットは、この20年くらいで世界を変えてしまいました。
20年前には一般的でなかった職業もたくさんあると思います。
逆に就こうと思った仕事がAIに代わっている、なんてこともあるかも・・・
今回は「10年後の仕事図鑑」を読んだ書評です。
[box05 title=”こんな方のお役に立つ記事です”]・子供に対してどうやって仕事のことを伝えよう?と思っている人
・10年後どんな仕事があるのか、残っているのか気になっている人
・「10年後の仕事図鑑」を読んでみよう思っている人
もくじ
「10年後の仕事図鑑」は単なる仕事図鑑ではない
内容紹介(Amazonより。/一部抜粋しています。)
9刷、23万部突破のベストセラー! (日本出版販売株式会社調べ)
●10年後どころから5年先すら予期できない今、今の仕事、会社、社会、キャリアはどうなるのか。
●イラスト入りで、50近くの職業の未来を分析
AIでなくなる職業が話題になりましたが、本書では、「消える職業」「生まれる職業」など含め、50近くの職業の未来を紹介。●新たな世界で、自分なりのポジションをとっていくための生き方のヒントも収録しています。
最近話題になっている書籍です。
タイトルも「10年後の仕事」なんて興味を引きますしね。
実際に50近くの職業の未来を予想しています。
単なる仕事図鑑ではないのは、仕事の紹介をするだけでなくこれから仕事をしていくのに必要な行動についても書かれています。
「10年後の仕事図鑑」の著者は堀江貴文さんと落合陽一さん
堀江貴文さんってどんな人?
堀江貴文さんは東大を中退、オン・ザ・エッヂというインターネット関連会社を立ち上げ、数年後にはライブドアを吸収合併。
その後、粉飾決算(ざっくり説明ですが)をして、彼には懲役、会社には罰金支払いが命じられました。
収監中は「暇だから本を読んでいた」とか。
現在も独特の視点で意見を発信して(時には炎上)います。
説明を聞けば納得できるようなところもあるのですが、いろいろ不足しています。
言葉が独り歩きしている印象を受けますし、そのように仕向けているように感じます。
落合陽一さんってどんな人?
先日「NEWS ZERO」に出演されましたが、服装や出演態度が話題になっていましたね。
国際政治ジャーナリストの落合信一を父に持ち、自身はメディアアーティストで研究者。
お2人ともちょっと尖った(?)イメージの方たちですね。
AIで本当に仕事がなくなるのか
結論から言うと、なくなる仕事もあるしなくならない仕事もあります。
・AIが代わりにできる仕事をしている人は仕事がなくなる可能性が高い。
・AIにできない・苦手な仕事をしている人は仕事がなくならない可能性が高い。
この10年でAIは爆発的に進化したと思います。
現在はロボットというとペッパーくんや案内ロボットなどがいるでしょうか。
身近なところだと、お掃除ロボットや自動車の自動運転などがあります。
AIに自由になる手が生えると、できることがかなり増えそう。
現状では、お掃除ロボットは手がないので、掃除できないところもあります。
お掃除ロボットも手が生えると、今まではできなかった階段のお掃除もやってくれそうですね。
プログラムに基づいて行動する上に学習までするので、ミスはほとんどないでしょう。
では、そんなAIと上手に共存するにはどうしたら良いでしょう
AIで仕事がなくならないようにするにはどうしたら良い?
AIと同じ土俵で戦おうとすれば、恐らく負けます。
データの処理能力や速さ、正確さなどをプログラミングされたAIに、人間が勝てるはずありません。
だからといって、「AIに仕事を奪われるんだ。゚(゚´ω`゚)゚。」と嘆くのはナンセンスです。
お掃除ロボットにお掃除を代わって(手伝って)もらって「私はお掃除という仕事を取られてしまった」と嘆いている人は少ないはず。
今まで掃除に使っていた時間で、別のことができるようになっているのではないでしょうか。
自分で考えて行動できるようになろう
AIが得意なこと、人間が得意なこと
AIが得意なことは、決められた目標に向かって進んでいくことです。
例えば、お掃除ロボットが部屋を掃除するやスパコンがものすごい計算をする、など。
逆にAIは苦手だけど人間が得意なことって何でしょう。
AIが苦手な目標を決めること、大好きなことを突き詰めていくことなどです。
AIと人間が分業化する
これからは、人間がAIのできる仕事をして取り合いになるより
「自分自身に油断しない」ことも大切。
とにかくアウトプットしてみよう
インターネットは、子供からお年寄りまでみんなが使えるくらい普及しました。
ユーチューバーにブロガー・・・以前なら考えられないような職業もできました。
これからは情報を受け取るだけでなく、発信していけるようになると良いです。
そこで、自分の読んだもの、経験したこと、とにかくアウトプットしてみましょう。
始めは時間がかかったり、できあがったものも残念な出来かもしれません。
でも続けていくと伝え方がうまくなったり、もっと発信したい内容が出てきたりするでしょう。
「10年後の仕事図鑑」で予想する未来は、貨幣→信用中心に
仮想通貨などもでてきて、実際にお金を手にしなくても良くなってきています。
「クラウドファンディング」はずいぶん一般的になりましたね。
先日子供向けのショーを観たら「実現するために、クラウドファンディングでうんたら〜」と説明があってびっくりしました。
規模の小さいものですと、「Porca」があります。
・クラウドファンディングほど高額でなくてOK。
・個人的な目的(ご飯を食べに行きたいや交通費を出して欲しいなど)でも大丈夫。
というゆるさです。
「ポルカおじさん」なんていう名称ができるくらい。
クラウドファンディングは募集している人に対して、「お金を払っても良い」という人が支払いをします。
それは「こんなことをしようと思っている」という企画(夢?)に対して、「この人は企画を実現してくれるだろう」という信頼関係で、支払いをしていると言えます。
今までは会社 対 個人や会社 対 会社で行なわれていたことが、個人 対 個人でも盛んに行われるのです。
まとめ
10年後のことなんて正直、予想するのは難しいと思います。
「10年後の仕事図鑑」に書かれたような仕事分布になるかどうかも未知数なところもあります。
現在でも所属する会社が倒産などして、なくなる可能性は十分あります。
そうした時でも自分に何ができるか、考える機会になればと思います。
[box04 title=”本日のまとめ”]1.今後AIがもっと発達したとしても、なくならない仕事はある。自分にできることをみつける。
2.AIに任せてしまう部分と、オリジナリティを大切にする部分があったら良い。
3.AIは自ら考えることはできない。自分で考えて行動に移せる人は、AIがいても仕事をとられない。
4.貨幣中心から信用中心になる。自分がどんなことで他者の信用を得られるか考えてみる。
[/box04]
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