出生前診断/羊水検査を受けました【体験談】

羊水検査を受けたのタイトル

わが家は17w1dで羊水検査を受けました。

  • せっかく妊娠したのに羊水検査を受けるの?
  • そのままのわが子を受け入れられないの?

胎児の出生前診断は現在も賛否あり、不快に思われる方もいるでしょう。

みやび

気分を害される方は、回れ右をしてください・・・

私自身は受けることを考えた時に、実際に受けた人の意見を知りたいと思いました。

出生前診断を受けることにした経緯、羊水検査の手順などわが家の体験談をつづります。

出生前診断の種類は

出生前診断には、

  • 非確定検査
  • 確定検査

の2種類があります。

非確定検査

母体血胎児染色体検査(NIPT)

近年話題になることの多い「新型出生前診断」です。
21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー、13トリソミーが判ります。

10週からと早い時期に受けることができ、妊婦の血液を20ml採取するのみ。
実施している病院が限られているため、近くで受けられない可能性があります。

費用は20万円程度。
2週間ほどで結果が分かります。
検査結果が「陽性」の場合には、確定診断のための羊水検査が必要。

NIPTを受けられる妊婦さんには条件があります。

      

  • 高齢妊娠の方(分娩予定日に35歳以上の方。凍結胚による妊娠の場合は、採卵時の年齢が34歳2ヶ月以上の方)
  •   

  • 過去に21トリソミー・18トリソミー・13トリソミーの子供を妊娠あるいは分娩したことがある方
  •   

  • 赤ちゃんが21トリソミー・18トリソミー・13トリソミーをもつ可能性を指摘されている方

母体血清マーカー(クアトロテスト、トリプルマーカー)

母体年齢固有の確率と胎児が対象とされる疾患だった場合の確率を加味して算出。
ダウン症候群(21トリソミー)、18トリソミー、開放性神経管奇形(二分脊椎や無脳症など)が判ります。

15〜17週ころに受けるのが良いとされ、10日程度で結果が分かります。
費用は3〜4万円程度。
結果は、それぞれの疾患について基準となる値(カットオフ値)が決められていて、上回る時は陽性、下回ると陰性と判断。

陽性だからといって「対象疾患の赤ちゃんを妊娠している」わけではなく、ハッキリさせるためには確定検査に進む必要があります。

確定検査

羊水検査

ママのお腹に長い注射針に似た針を刺して羊水を吸引し、得られた羊水中の物質や胎児細胞をもとに、染色体や遺伝子異常の有無を調べる検査。

一般に妊娠16週以降に実施。羊水検査で診断できるのは染色体や遺伝子など特定の異常に限られていて、全ての異常が発見できるわけではありません。
300分の1程度の流産率です。

絨毛検査

妊娠早期の胎盤である絨毛を採取して、染色体や遺伝子異常の有無を調べる検査。
妊娠10〜13週頃に行います。
流産率は1%程度。

羊水検査と比べて手技が難しいため、実施している病院が限られています。

出生前診断を検討したときのこと【わが家の場合】

妊娠前(第1子妊娠〜現在の妊娠発覚まで)

第1子妊娠時も高齢出産。
でも病院で特に何も言われることもなく、多少考えたけどやるのは勇気がいるなぁ・・・くらいな感じで、具体的な検討はしませんでした。

今回の妊娠~NIPTをどうするか

第1子より更に高齢に。
ちなみに、日本産科婦人科学会では第1子は35歳以降、第2子は40歳以降で高齢出産になると定められています。

みやび

両方とも超えてたんだよ…

不妊治療の専門クリニックから、出産のため産科クリニックに転院しました。
そこで言われたのが「遺伝子検査しますか?」です。

特に何か問題があったからではなく、「年齢的に聞いている。」と言われました。

あくまでわが家の場合ですが、

  • NIPT→近隣で実施している大学病院で実施。受ける場合は、産科経由で申し込みする
  • 母体血清マーカー→受け付けてる
  • 羊水検査→受け付けてる
  • 絨毛検査→受け付けてない
ということでした。

不妊治療のクリニックから転院したのが8w2d。
NIPTは実施している病院が大学病院のみだったので、その時点で受け付けてくれるギリギリだったようです。

検査は10週から受けられますが、陽性だった場合の確定検査やその後の対応を考えると、12週くらいまでが限界のよう。

更に検査前の遺伝カウンセリングは必須。

みやび

つわりが結構酷かったからカウンセリング、検査、結果と数回通院するのは無理で断念したよ。

今回の妊娠~NIPT以外

12週ころ再度検査を検討することになりました。

この頃検討したのはクアトロテストと羊水検査。

開放性神経管奇形の可能性のことは考えていなかったので、羊水検査をすることにしました。

羊水検査をしようと思った理由

わが家の場合は、上の子の存在に尽きます。

もし障害があった場合、今までのようにいかなくなります。

親亡き後、上の子に負担がいく可能性を考えました。

もし第1子だった場合は、検査をしなかったかもしれません。

羊水検査、事前準備

16w0dが検査前の妊婦健診でした。

  • 上の子を帝王切開で出産した
  • 胎盤がお腹側(外側)についていた

から針を刺さる場所が1ヶ所しかないことが判明。

少しでも子宮が大きくなり針を刺す隙間ができるよう、検査は1週間後の17w0dに決まりました。

「流産は300分の1の確率」というのは、お腹が張っていたり出血のある流産リスクの高い妊婦さんも含まれているそう。

みやび

リスクの低い妊婦さんのみで計算すれば、もっと低い確率になるらしいよ

特に問題なければ

  • 検査自体は10~15分程度
  • 検査の前後に安静にするのが2時間程度
で帰宅できるとのことでした。

クリニックでは遺伝カウンセリングは行なっていませんでした。
受けたい場合は大学病院を紹介されるようでした。

みやび

事前のカウンセリングは受けませんでした

羊水検査の時に準備しておいたこと

羊水検査を受ける時、上の子は産科クリニックに連れて行けません。

局部麻酔を受けること、羊水を取り出す時に注射することなどから術後は安静にする必要があります。

みやび

お腹が張るかもしれないんだって。

夫に会社を休んでもらう

これに尽きます。

何かあった時に対応してもらえるのは助かります。
当日はお腹に針を刺すわけだし、できれば安静にしていた方が良さそう。
クリニックの送迎や上の子のお迎えなど自力でやるのは難しいです。

食事はお弁当で

麻酔を打ったり羊水を採ったりと、身体に負担がかかっています。
お腹が張るなど赤ちゃんに負担がかかることも考えられるため、その日の夕食はお弁当にしました。

羊水検査、当日の流れ

17w1dで羊水検査を受けました。

ネットで検索すると「検査したら流産しかかった」とか、結構ショッキングな内容が多いです・・・

みやび

直前に見たりするのは避けた方が良いかも・・・

検査前の診察

経腹エコーでこの時の赤ちゃんの位置を確認しました。
実はこの時「今だったら良いのに」というベストポジションにいたよう。

検査前の休息

診察後、病室に移動して検査まで横になって休みました。
お腹の張りをとる目的です。

30分ほど横になったところで、検査することに。

検査

診察台(横になるタイプ)に上がると、看護師さんたちが

再度経腹エコーで赤ちゃんの位置確認。
直前の診察の時とほぼ変わってなかったので、そのまま羊水の採取になりました。

エコーで赤ちゃんの位置を確認しながら針を刺します。
20ccほど羊水を採取しました。

あらかじめ説明されてたけど、羊水はオシッコのような色でした。

羊水を採取後、再度、経腹エコーでお腹の中の様子を見ました。

子宮内に血液が入ってる様子もなく問題ないということで、針を刺したところに絆創膏を貼って検査は終了しました。

みやび

既に「針刺したのどこ!?」だったよう

1時間ほど病室で横になってから帰宅しました。
抗菌薬、張り止めの薬を処方されました。

検査結果はおおよそ3週間後。

結果が届いたら、念のため連絡をもらうようにしました。

帰宅後の過ごし方

とにかく横になって休みました。
子宮に負荷がかかったので、万が一流産という事態は避けたかったので・・・
夕食はお弁当、入浴はシャワーのみでなるべく身体に負担のかからないようにしました。

処方された薬を忘れず服用するようにしました。

出生前診断の結果が出てから結論を決めない

わが家では異常があった場合は、中絶すると決めていました。

軽い気持ちで羊水検査をする人はいないと思いますが、
もしもの時のことを考えていないと時間のない中判断を迫られます。

産む、産まない・・・どちらの判断をするにせよ、
きちんと話し合ってから検査に望んだ方が良いです。

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