夏の暑さが落ち着いてくると読みたくなるのが、秋を感じさせる絵本。
秋は収穫やお月見・・・涼しくなって、ちょっと切なくなるようなお話もあるかもしれませんね。
今回は我が家で子供に読んで好評だった、秋を題材にした絵本をご紹介します。
読み聞かせする時のご参考にしてくださいね。
もくじ
秋の絵本「14ひきのシリーズ」
14ひきのあきまつり
作・絵 いわむらかずお
出版社:童心社
発行日:1992年10月
14ひきのねずみの家族のシリーズ。
おばあちゃんと子供たちが森でかくれんぼをしていると・・・ろっくんがいない!
みんなでろっくんを探しにいくと、カエルやどんぐりたちがおみこしをかついでいて・・・
ちょうどその頃、ろっくんは森できのこのおまつりに出会っていました。
季節感満載の絵本です。
絵本から秋の森が飛び出してきそうなほど、細かく描かれています。
圧巻なのはきのこのおみこしをカエルやドングリたちが担ぐシーン。
落ち葉、おみこし、カエル、ドングリが赤や黄色の落ち葉の中に、所狭しと描かれています。
いちご
という独特のかけ声も、きっと子供が気に入るはずです。
14ひきのやまいも
作・絵 いわむらかずお
出版社:童心社
発行日:1984年7月
14ひきのねずみの家族はやまいもほりに出かけます。
やまいもほりの名人のおじいさんを先頭に、採れたやまいもをみんなで担いで持って帰ります。
とろろごはんに、むかごもいっぱいのおいしい夕ご飯でお腹もいっぱいだね。
こちらも「14ひきのシリーズ」。
我が子はやまいもを食べたことがないので、やまいもの絵を見てもピンときていないようです。
いも=ジャガイモかサツマイモだと思ってるので、やまいもはこれだよと教えたいです・・・
みやび
地元でおいも掘りというとサツマイモのこと。
自然薯を掘るのは、ちょっと意外でした。
おじいさんといっくんが穴の中でやまいもを掘るシーンがありますが、長いやまいもを折らずに掘るのはかなり大変なんだとか。
登場人物の名前が結構出てくるので、どの子か?と確認しながら読むと楽しいですよ。
秋の絵本【お月見】
秋の風物詩といえば「お月見」。
私の実家ではススキを飾るくらいだったので、サトイモや団子を盛ってお月見をしたくなりました。
14ひきのおつきみ
作・絵 いわむらかずお
出版社:童心社
発行日:1988年6月
14ひきのねずみの家族は、木の上で何やら作業中。
お月見をするのにお月見台を作っていたのです。
夕焼けが終わってお月さまが出てくる頃にみんな集合。
まあるいお月さまを見ながら、穏やかな夜と収穫の秋を感謝するのでした。
お月見って良いなぁ、と思えるような絵本です。
途中に出てくる虫たちを探すのも楽しみです。
いちご
みやび
木の上のお月見台に到着する頃には、空は夕焼けに・・・
そこから夕日が沈み、徐々に暗くなっていく空が美しく描かれています。
お月さまは大きくて圧倒されます。
おだんごを供えたり、すすきを飾ったり・・・
おつきさんありがとう
たくさんのみのりをありがとう
やさしいひかりをありがとう
というフレーズが心に残る絵本です。
おつきみ
作:あまんきみこ
絵:黒井健
出版社:ひさかたチャイルド
発行日:2016年8月
今夜は十五夜。
えっちゃんは、お月見の準備に大忙し。
でも、空に大きな雲が広がって動かなくなりました。
このままでは、お月見ができません。
「でかぐもさあん。のいてよう。のいてくださあい。」
はちまきをした子猫のミュウと空っぽのおもちゃ箱に乗って、でかぐもさんの所へー。
お月見ができるように、えっちゃんと子猫のミュウが“でかぐもさん”や“かぜっこ”を訪ねるファンタジー。
おもちゃ箱の汽車に乗って空を飛んだり、雲や風と話ができたり・・・
本当に曇りを晴れにすることができたら!
お団子を作るシーンを見て、お団子作りに興味を持つかも。
一緒に作るのも良さそうですね。
いちご
ついついお話に引き込まれてしまう・・・
子供が夢中になりそうなお話です。
おつきみおばけ
作・絵:せなけいこ
出版社:ポプラ社
発行日:2015年8月5日
森の中におばけちゃんがいます。
「あーん あーん、ママがいないよー。
あーん あーん・・・」
泣いているのは、ママとはぐれてしまったうさぎちゃん。
おばけちゃんは慰めようと、一緒にお月見をしようとしますが・・・
うさぎちゃんを慰めようと奮闘する、おばけちゃんの姿を見ていると応援したくなります。
上の子が下の子の面倒をみてるような、そんな絵本です。
おつきみバス
秋の絵本【ちょっと切ない系】
かぜがふいてきた・・・
作・絵:いもとようこ
出版社:岩崎書店
発行日:2010年10月
突然の強風でひとりぼっちの男の所に飛んできたのは、子猫。
次に飛んできたのはうさぎ、あひる、いぬ、ぶた、それから、なんと家まで!
家族ができて、孤独だった男は大喜び!
けれど、また強風が吹いて・・・
これは秋が題材なのかは分かりませんが、なんとなく風が吹いて寒そうなので秋の絵本としました。
強風がまた吹いてみんな飛ばされる場面は、
みやび
でも「なるようになるさ!」という男の前向きさに救われました。
いちごちゃんは、男と動物たちが一緒に暮らすことを決める場面で言う
いちご
いちご
を気に入って、何かと使っています。
ファーディとおちば
作:ジュリア・ローリンソン
絵:ティファニー・ビーク
訳:木坂涼
出版社:理論社
発行日:2006年10月
ところがここのところ木の元気がありません。
葉っぱはどんどん茶色くなり、風が吹くと落ちてしまいます。
いったいどうしたのでしょう。
きつねのファーディが、大好きなお友だちのために一生懸命がんばるお話です。
落ち葉が落ちないようにしたり、落ち葉を森の動物から守ろうとしたり・・・
あれこれしている姿がいじらしいです。
最後の葉っぱを家まで持って帰り、ベットに寝かせるところなんて抱きしめたくなりますよ。
1番最後のシーンは冬の凜とした木のイメージにぴったりです。
実は、我が家ではこの絵本を寝る前の読み聞かせに使っていました。
常夜灯の薄暗い部屋では、最後のキラキラしている木が分からなくて良さが半減・・・
明るいところで読み聞かせすることをおすすめします。
まとめ
秋が題材の絵本って意外とありますね。
我が家は運動会が春ですが、春が運動会というところも。
ご紹介するのが「14ひきのシリーズ」ばかりになってしまってますが、安定の…!ということでご容赦くださいませね。
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