あなたは子供に絵本の読み聞かせをしていますか?
みやび
いちご
2019年1月22日に放送された『マツコの知らない世界』では、1,500冊の絵本を持つ主婦・内田早苗さんが出演され、おすすめの読み聞かせ絵本を紹介しました。
1990年末以降、ペーパーレスが進んだ出版業界は売り上げが年々減少しているが、絵本だけが右肩上がりに増えているんだとか。
みやび
その中には子供向けの絵本以外に、大人がアート感覚で壁に飾って楽しむものや、芸能人が手がける絵本などが増えています。
そんな中で、絵本を日本語の教育に使いたい親たちがどれを選べば良いか悩んでストレスを抱えるように・・・
- 親は絵本に学びや道徳の効果を求めたがるが、効果を期待しての絵本選びは間違っている
- 絵本に教育を求めるな!絵本は子供とただ楽しむもの
(例)歯磨きやトイレ順番を守ろう、友達と仲良くしようなど
今回は紹介された絵本や、おすすめのポイントなどをまとめました。
ぜひ絵本選びの参考になさってくださいね。
もくじ
『マツコの知らない世界』で紹介!ベストセラー絵本を子供の視点で読んだら?|しろくまちゃんのほっとけーき
作:わかやまけん
出版社:こぐま社
発行日:1972年10月15日
発行から40年以上経つ現在でも、子供たちに大人気のベストセラー絵本。
みやび
こちらの絵本が子供に大人気なのは、
- ホットケーキをママと一緒に作るところ
- ホットケーキが焼けていく様子がおいしそうに描かれているところ
- 友達のこぐまちゃんと一緒にホットケーキを食べるところ
実は、上記以外にも実は子供が共感しているポイントがあるんです。
- ホットケーキを作る時のエプロン
- ホットケーキを食べる時のエプロン
- 後片付けをする時のエプロン
の色が違うんですよ!
みやび
いちご
大人は絵本を読む時も文字を追ってしまうので気付きにくい一方、子供は洋服を汚す自分と同じだと共感し、エプロンの変化に気づくんです。
つまり大人は文字を読めるため、自分が聞いている時でも文字を追ってしまうから楽しめない一方で、子供は声を聞き絵を見ているから、絵本の世界を純粋に楽しむことができるんです。
不思議な響きは聞いたことのある音だった|ごぶごぶごぼごぼ
作:駒形 克己
出版社:福音館書店
発行日:1999年4月
「ぷーん」
「ぷくぷくぷく」
「ぷぷぷ」
ちょっと聞くと「???」となってしまう、不思議な響きの絵本です。
ところが、読むと落ち着きのない子供がたちまち静かになる不思議な絵本なんです。
実は子供自身がお腹の中で聞いた胎動音=聞き覚えのある音のため聞き入ってしまうんだとか。
子供が手に取りたくなる絵本|くだもの
作:平山 和子
出版社:福音館書店
発行日:1981年10月
すいか、もも、ぶどう、なし、りんごなどを
- まるごと
- 切り分けたもの
みやび
実は果物以外にも、果物の季節に合わせて手渡す人の洋服に変化があるんです。
よく見ると、みかんを手渡す人がセーターを着ていますよ。
さらに、自分に差し出されているよう見えるように、フォークの角度や向きも計算されているんです。
「さあ どうぞ」と絵本で言われて、本当にとりたくなりますよね。
声を出して楽しめる絵本|これはのみのぴこ
作:谷川 俊太郎
絵:和田 誠
出版社:サンリード
発行日:1979年
「これは のみの ぴこ」
「これは のみの ぴこの すんでいる ねこの ごえもん」
「これは のみの ぴこの すんでいる ねこの ごえもんの しっぽ ふんづけた あきらくん」
「これはのみのぴこ」から始まった文章が、だんだん長くなっていきます。
同じフレーズが反復する聞き心地が面白い絵本です。
作者の谷川俊太郎さんが聞き心地を大切にして絵本を作っているため、自然と子供が覚えて声に出すようになるんだとか。
声を出して楽しめる絵本|おいしいおと
作:三宮 麻由子
絵:ふくしま あきえ
出版社:福音館書店
発行日:2008年12月
「ごはんは
ポホッモワーンムッチムッチムッチ
ああ おいしい」
「はるまき たべよう
カコッホッカルカルカル」
食べ物を食べる時の音が書かれた絵本ですが、ちょっと普通の絵本とは違いませんか?
作者の三宮麻由子さんは幼い頃から目が不自由になったため、耳で感じたリアルな音を表現。
実際に自分で食べ物を食べた時に、耳に伝わる咀嚼音を文章にしています。
ひと味違う音を楽しんでみませんか。
関西弁がくせになる絵本|オニのサラリーマン
文:富安 陽子
絵:大島 妙子
出版社:福音館書店
発行日:2015年10月10日
「わし、オニでんねん、すんまへん。
じごくづとめの サラリーマン
きょうも、げんきに、おはようさん」
「こんど、いねむりしたら、きみ、ボーナスカット、やからね」
地獄カンパニーに勤める主人公・赤鬼のオニガワラ・ケンのサラリーマンとして働く日常を描いた絵本。
みやび
同じ「オニのサラリーマン」で別の絵本もあるので、興味のある方はぜひ!
一緒に歌いたくなる絵本|パンツのはきかた
作:岸田 今日子
絵:佐野 洋子
出版社:福音館書店
発行日:2011年1月
「はじめに かたあし いれるでしょ」
一人でトイレに行って、一人でパンツをはこうとするブタの女の子。
上手にパンツがはけるか、応援したくなる絵本です。
こちらは巻末に歌詞と譜面のついている歌絵本と呼ばれる絵本です。
歌が苦手な大人でも「知ってるあの歌」をとおして読み聞かせできるということで、現在注目されているジャンル。
童謡などをモチーフにしていて「おもちゃのチャチャチャ」や「おべんとうのうた」、「あがりめさがりめ」などもあるので、お気に入りの絵本がきっと見つかるはず!
歌の絵本
子供を思う親の愛を描いた絵本|あなたはとってもかわいい
作・絵:みやにし たつや
出版社:金の星社
発行日:2008年2月
赤ちゃんの頃、少し大きくなってきた頃、ねんねの頃、歩いた頃・・・
どの頃の「あなた」もとってもかわいい。
お母さんにとって子供がいつまでもかわいい存在だと、子供を思う親の無償の愛を描いた絵本です。
みやび
『マツコの知らない世界』で紹介された絵本|読み聞かせは楽しい時間の記憶
子供が読み聞かせが大好きなのは、いつもは「早くしなさい!」とか「〇〇しなさい!」とか言っているママが、優しい声で絵本を読んでくれるからなんだとか。
絵本の世界を純粋に楽しめる子供だからこそ、絵本に自分を重ね合わせることができるんですね。
だからこそ、「もういっかい」「もっと」と言うんです。
絵本の内容やどんな絵本を読んだなど・・・きっと子供は忘れてしまうけれど、楽しい記憶として残っていたら良いですね。
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