子供が「自分で!」「イヤイヤ!」と言って困った経験はありませんか?
そんな時、子供はどんな状態だったでしょうか?
例えば、
- 着せようとしていた服を着てくれない
- なんでも自分でやりたがる
- いつもと違う道を通るとギャン泣き
みやび
- モンテッソーリ教育に興味がある
- 子供との接し方を知りたい
- イヤイヤ期、どうしたら良いか知りたい
今回はモンテッソーリ教育の入門版として最適な、「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」のレビューをお届けします。
モンテッソーリ教育の入門版
もくじ
モンテッソーリ教育って?
モンテッソーリ教育は世界中で行なわれている、もっとも有名な教育法のひとつです。
創始者はイタリア人の医者で幼児教育の専門家でもあるマリア・モンテッソーリ。
- 第1段階:0~6歳
- 第2段階:6~12歳
- 第3段階:12~18歳
- 第4段階:18~24歳
このように、大人になるのを24歳頃と考えて、それまでの子供期を4つに区切っています。
モンテッソーリ教育を受けた著名人には、前アメリカ大統領のバラク・オバマさん、アマゾン創始者のジェフ・ベゾスさん、将棋の藤井聡太七段などがいます。
24歳まで続く教育法なのですが、日本では主に保育園・幼稚園などの幼児教育で使用されています。
「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」おすすめポイント
忙しいママにおすすめ
マンガなので読みやすい
「ママ、ひとりでするのを手伝ってね」は、モンテッソーリ教育の第一人者であった相良敦子さんの著書をもとにマンガ化した本です。
原作はかなりの分量の本ですが、かいつまんでマンガで説明していてとても分かりやすいです。
みやび
相良敦子さんの著書で読みたい方は、こちら!
コラムで詳しく説明してくれる
全部で5つの章に分かれていますが、各章ごとにコラムが書かれていて、マンガの内容を補足しています。
原作でも「敏感期」は詳しく触れていますが、図解されていると分かりやすいですね。
「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」はどんなお話?
登場人物は
- 2歳の「りこちゃん」
- りこちゃんの扱い方に困っているママ(たまにパパ)
- 児童館で出会った先輩ママ
- 相良敦子さん
原作者の相良敦子さんは、近所に住んでいる「小さな子供の扱い方や成長にすごく詳しい元大学教授」として登場します。
「イヤイヤ期」のりこちゃんに手を焼いている、りこちゃんのママ。
児童館で出会った先輩ママから、
「イヤイヤ期は敏感期と言って、自立の第一歩なのよ」と教えてもらいます。
- 「敏感期」の子供への接し方
- 環境の整え方
などを知って、りこちゃんとママが変わって行く様子を描いています。
敏感期を知ることがモンテッソーリへの第一歩
2歳前後に訪れる「イヤイヤ期」は、モンテッソーリ教育では「敏感期」と言っています。
して見せてあげよう
「やりたい!!」と言ってやらせてみても、要領は悪いし時間はかかるしで、結局ママがやってしまう・・・(子供はギャン泣き)なんてこと、ありませんか?
本書では、雑巾しぼりが例として出てきます。
大人は無意識にできるけれど、実は7つくらいの動作に分けられているんですよ。
これらの動作を子供に説明するのって、どうしていますか?
みやび
では、どのようにしたら良いのか?
- して見せるとき、言葉を添えないで黙ってする
- 子供がやりたがっている活動を、ひとつだけ取り出す
- 動作を分析して、順序立てる
- できるだけ動きをゆっくりにして、はっきり、順序立てて見せる
雑巾しぼりも全ての工程を一度にできるとは限らないので、分割して
など、工夫してみるとよいですよ。
環境を整えてあげよう
コップにお茶を入れようとしてこぼしたり、雑巾を渡したら拭いているのか汚しているのか分からない・・・
こんな経験ありませんか?
もちろん、子供は大人と比べて力がないので持ちにくい・扱いにくいなどあります。
それ以上に、大人が使っている道具は子供にとって大きすぎるんですよ。
お茶を入れているポットを小さいものにしたり、雑巾を小さなサイズにしてみたら案外上手に自分でできるんです。
いちご
「ママ、ひとりでするのを手伝ってね!」はモンテッソーリ教育の入門版まとめ
モンテッソーリ教育は「待つ」教育法です。
忙しい毎日の中では、正直「めんどくさい・・・」と思うことも。
でも、ほんの少し待っているだけで子供が満足して出かけられたり過ごせたりするんです。
書いてあることをすべて実践するのは難しくても、参考にして子供と過ごすようにするときっと毎日が変わりますよ。
みやび
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